2015年6月30日火曜日

【茶道クラブ】今月の茶話~6月~


軸 壽

 ことぶき 寿の旧字体。いのちながし、長命である、長生きしている。めでたいこと、祝い。茶席で祝いといえば長寿の祝いですが結婚もあるようで、この軸がかかるだけでおめでたい感じがします。
花 紫陽花

 白い紫陽花の花ことばは寛容、紫陽花の花の色は土によって七変化することから何色にも染まるという意味があるそうです、ネガティブにとると移り気。また小さな花が寄り集まって咲いている姿から一家団欒、装花に利用されることが多いそうです。



主菓子 上用饅頭

青いラインの両サイドに金箔が散らしてあるので、七夕をイメージして作られたお菓子のようでした。今年は晴れるといいですね。



 
 

手が揃っている、背筋が伸びている、茶道をしているとこれらのことが身についていきます。立ち居振る舞いの美しい日本人を目指したいものですね。



クラブで結婚祝いにケーキを用意して頂きました。今が絶頂、忍耐、ゆりかご、きらきら、思いやりなどの御言葉を頂戴し、様々に祝福して頂きました。茶道の縁あっての今日一日、縁でつながっていけば、わずらわしいことや面倒なことはいろいろありますが、孤独死は減るかもしれません。和のつながりを大切にしていきたいと思います。人生の大きな祝いの出来事ですが、幸せになるということは同時にそれを失った時に動じない強さも必要だという事。茶道を志すものとして常とかわらず平常心でありたいと願います。

2015年6月19日金曜日

【あ☆れんじクラブ】春のトライアンギュラと初夏の花束など♪

あ☆れんじクラブの活動報告をします(^^)

まずは4月!
4月のテーマは『春のトライアンギュラ(三角)』です。
・ラナンキュラス
・フリージア
・キンギョソウ
・チューリップ
・シンビジュ-ム
・ゴット
・ミリオン
・アイビー

 
 
 
 ↑ 花器の十字の中心に一番高いキンギョソウをいれ、重ならないように順次低い花をいれていき二等辺三角形に作っていきます。
ビューポイントは大きめのランナンキュラスです。

 
黄色と緑の濃淡が美しいあれんじになりました。
「三角はフラワーアレンジの基本の形の一つのため、型を覚えると作りやすいですよ。」
と先生には励まされますが、なかなか・・
花材の選び方でも個性が出ました。

続きまして、6月♪
6月は『初夏の花束』と『多肉植物の寄せ植え』の2点を作りました。

・バラ
・カーネーション
・キンギョソウ
・アルケミラモリス
・トルコキキョウ
・アイビー
・多肉植物

花の先端から24cmの長さに切り揃えます。短い茎のものは19cm位でも大丈夫です。

上から12cmのところで左手で花束を支え配色を考慮しながら1輪ずつ斜めに挿入します。

形を整えたら麻紐で縛ります。
長さを切り揃えてフラワーラップ紙で包みます。
完成はこんな感じ!


多肉植物はピンセットで挿入して完成。半月に1回の水遣りで大丈夫です。
鉢がアンティーク風で可愛いので薬局に飾ってみました☆

 

2015年6月1日月曜日

【茶道クラブ】今月の茶話~5月~


 軸 若竹や 暁の雨 宵の雨

 若竹の驚くほど早く伸びる様子を読んだ句でタケノコはツル性を除く被子植物のうち成長がもっとも速く、昼夜を問わず伸びるのがとても速いことから、漢字の筍は10日間を意味する旬からきているなどどいわれることもある。雨が降った後はタケノコが生えやすいことから、何かをきっかけとしてある物事が続々と発生することを表現している。ある出来事を皮切りにして、それからどんどん話が進んだり広がったりすることはよくありますね。年を重ねて硬くなるのはタケノコも人間も同じでしょうか?何事も早いうちが流動性も柔軟性もありそうです。ついついおっくうになったり先延ばしにして怠け癖がついていつまでも同じ所にとどまってしまいがちになりますが、私達も生えたばかりの若竹のようにどんどん成長していけたらと願います。



 トンボの透かしがかわいい菓子器
 長板で風炉の薄茶点前を稽古中です




 
 

 代稽古の先生も横に付いて丁寧に手前をみてもらっています。鯉桶水指、紐が掛けてあるのですが、紐の取り扱いがあり難しいお手前。初心者の私達がやるとぎこちないお手前でも、先生などが扱うととても優雅にみえます。この時期しか出てこない道具なので、よほどお稽古にかよわないと習得できそうにありませんが。季節の道具道具でお手前もかわっていく茶道は本当に奥が深くて贅沢ですね。どんどん吸収して習ったことは忘れずに、お稽古についていきたいと思います。