【茶道クラブ】
~霜月 開炉~
11月は炉を開くということでお茶のお正月です。お茶もその年に詰めた新茶の茶壷の封を切る口切をします。先月の名残とは違って、がらっと改まる。茶室は風炉を片付けて畳を張替え炉を開く。竹は青竹をつかうなどお道具も少し華やかなものが使われます。 お茶ではとても高価な道具が登場します、100円ショップや使い捨ての時代に何万円もするお茶碗とか、古くてあまりのこっていないものや、もう作られなくなったものなど。それらのお道具で稽古やおもてなしをするのは、普段からそういうものに触れていないと、またそういう機会がないと、ほんとにそういうものに出会う晴れの日に触れられなくなってしまう。その日だけ扱おうと思ってもおそらく出来ない、扱い方がわからなかったり、なれない手つきで粗相してしまったり。そしてやはり人間使い捨てのものはなかなか大切に扱わない。そうすると普段から手つきが荒くなってしまう。雑な人間になってしまう気がします。使い捨ては合理的で清潔でいいところもありますが、あまりに多いと、心まで使い捨てになってしまう気がします。自分も使い捨てにならないように、常に稽古に励み本物を見極める眼を養いたいものです。
万重関鎖一時開 |
万重の関鎖(かんさ) 一時に開く
長年にわたる不退転の精進努力が実り、これまで悟りを妨げていたもろもろの障害が一時にガラガラと崩れ、痛快に大徹大悟し大解脱を得た時の様子。
炉開きの「開」に着目して掛ける趣向もあるようです。長年たゆまず人生努力を続けてきた亭主の悟りが開けたのかも。
孤篷庵(こほうあん) 小堀 卓巌 老師(こぼり たくがん)
長年にわたる不退転の精進努力が実り、これまで悟りを妨げていたもろもろの障害が一時にガラガラと崩れ、痛快に大徹大悟し大解脱を得た時の様子。
炉開きの「開」に着目して掛ける趣向もあるようです。長年たゆまず人生努力を続けてきた亭主の悟りが開けたのかも。
孤篷庵(こほうあん) 小堀 卓巌 老師(こぼり たくがん)
花 小葉の髄菜(こばのずいな) ユキノシタ科 椿 太神楽(だいかぐら) |
昔、幹枝の髄の部分を灯心に使ったことから髄菜、髄菜より小さい葉っぱなので小葉。
椿 太神楽(だいかぐら)
太神楽椿は紅白絞りの大輪で、花弁が複雑に絡み合う獅子咲きの椿。名前の由来の太神楽は平安時代に伊勢神宮や熱田神宮で発祥し各神社に伝わる伎楽散楽の一部。太神楽の舞の部分はいわゆる獅子舞に代表されることより、獅子咲きの椿にその名を付けたのは獅子つながりであろう。
太神楽椿は紅白絞りの大輪で、花弁が複雑に絡み合う獅子咲きの椿。名前の由来の太神楽は平安時代に伊勢神宮や熱田神宮で発祥し各神社に伝わる伎楽散楽の一部。太神楽の舞の部分はいわゆる獅子舞に代表されることより、獅子咲きの椿にその名を付けたのは獅子つながりであろう。