軸 大道長安通 卓厳 花 すすき われもこう 秋明菊 花入れ 備前
私達が生活している上で、当たり前のように享受していることが、実は大変な道を作ってかなえられたものだという事が、過去を振り返ると分かります。明治維新だったり、敗戦後の日本だったり、日本という先進国を作り上げるのにはすさまじいいくつもの道が作られた。この軸のように、~長安という夢に到達するにはどうすればいいか~という思いがあったとして、そのためにどうやって道を通すか考える。その道は行き止まりで引き返さなければいけなかったり、大きな障害物があったり、地盤が悪くて基礎工事が必要だったり・・。幾重にも阻む壁があってたどりつけないのではないか?それでも絶対にそこまでいくという強い信念と情熱があって、今のこの道がある。それなのに時がたち最初からそこに道がある世代になると、あまりにあたりまえすぎてそこに道があることもわすれてしまう。放置されけもの道になって通れなくなってしまったり、より安易な道を選んで橋が壊れて消滅してしまったり。この道を維持するのにも努力を惜しんではいけない。継続して踏み固める必要もあるだろうし、老朽化もして新しい物に取り換えなければいけなくなるかもしれない。過去3000年に渡って先人達が守り、道をつけ、受け継いできた国を引き継ぎ、未来への夢とともに運んでいきたいと思います。
主菓子
優り草 ういろう 菊の花を模しています
秋海棠 きんとん 緑の葉、ピンクと白の花弁、黄色のおしべが華やか
鶏卵素麺 ポルトガルから伝来した南蛮菓子でポルトガルでは卵の糸と呼ばれているそう
栗月下 たねや 蒸し栗を押し固めてあってほくほくした栗の味そのもの、とても美味しいです。
スティルトンブルーのチーズケーキ、日本にはないめずらしい味です。甘くはないけどブルーチーズの濃厚な味で、日本で似たものを探すと酒粕か味噌?各国の発酵食品で作る食文化を比較するのもまた楽し。
いつのまにか部員が増えてちょっとにぎやかになりました。自然と笑顔も多くなります。礼儀作法の習慣の影響は強くて、優しさや親切や喜びのしぐさを演じるならば憂鬱な気分も胃の痛みもかなりのところ治ってしまうものだそう。お辞儀をしたりほほ笑んだりするしぐさはまったく反対の激怒、不信、憂鬱を不可能にしてしまう。社交生活や訪問や儀式やお祝いが好まれるのは幸福を演じるチャンス、この種の喜劇は我々を悲劇から解放する。そして情念から解放されるのは思考の働きによってではない、からだの運動によってである。茶道で礼儀を学ぶことによってマイナス感情から解放し、お手前することによって様々な不安や恐怖から体を解放できるという効能。多くの人に広めたいですね。