2015年1月23日金曜日

【あ☆れんじクラブ】お花をもらった時に生けれるように!

平成27年1月14日
今月は、『お花をもらった時に生けれるように基礎を学ぶ』をテーマにアレンジしました。
<花材>
・鉄砲百合
・ラナンキュラス
・雪柳
・スイートピー

まずは中心となる鉄砲百合を、次にラナンキュラス、スイートピーを生けていきます。

高低差をつけながら生けていくこと、同じ種類のお花はある程度まとまって生けること、一焦点から出ているように生けていくことがポイントになるようです。ポイントさえ押さえれば、あとはそれぞれ思い思いに生けていきます。
 
 



最後に雪柳を入れて完成です!


 
 
 春らしい色合いのアレンジになりました♪百合は今は蕾ですが、咲いてくるとまた一層華やかになりそうです☆

【茶道クラブ】平成27年1月12日






今月は初釜の茶事です。床にはお正月飾りの神楽鈴。音は人間にまつろわぬ獣や魔物を追い払って生命を守る楯であり、神を引き寄せる合図としても欠かせない物。他に結柳に掛け蓬莱、軸の鏡餅など年神様を迎える雰囲気が感じられます。客人として招かれた男性の方々もスーツ姿でお集まりいただきありがとうございました。


本懐石料理です。

日本料理は仕込みという料理の下準備によって素材を美味しくする作業を大切にするのが他国の料理との一番の違い。近年漁獲量減少で危機的状況ではありますが・・。天然がなくなればソースが発達するかも。伝統を守るためには豊かな自然を守らないといけないですね。汁になにげなくのってる小豆一つとっても美味しく食べられ、色艶形綺麗にしあげるのは至難の業。

 


メインディッシュとなる煮物椀

 吸いものが主役とは水が綺麗な日本ならでは?漆塗の椀のなかに澄んだ出汁や季節の食材を使って最大限に席を演出する。海老真薯の赤と白の花びら茸をつかって紅白の華やかさを表現し、椀のサイズに下処理された大根が季節の恵みを感じさせてくれます。柚の黄色が彩りを添えて日本の美を凝縮した一品。具材を合わせても汁が濁らずに仕上げるためにどれだけの手間がかかったでしょう。お御馳走様でした。




 
焼物 

 備前焼と一体になって盛られた焼物。絶妙に焼かれた皮がとっても美味しそうで器の色合いとも同化しています。これだけ形をそろえるのはさぞかし大変でしょうね・・・。


   


 
炊合せは海老芋、鴨、水菜、柚

 秀吉も好んで食べたとされる鴨。肉食禁止令の日本で食された数少ない鳥獣類だったのでしょう。鴨にまつわる諺の多さからも身近な食材だったと推測されます。脂の載る冬が一番の旬。フォアグラにする考えはなかったようですが・・・。



 干し柿+菊菜の白和え

 秋に収穫した柿を吊るしてお正月に食す。甘みの強い貴重な食材だったのでしょう。信長もポルトガルの宣教師に贈ったという逸話もあるみたいですが、柿と思わずイチジクと誤解してたとか、さもありなん









小吸物 箸洗い、和製のグラニテ?脂たっぷり濃い味で毎回フォークが変わるフランスではシャーベットですが、日本は舌と箸も洗わないといけないので白湯であります。
一体どんな人が作っているの?と思われた方に、高松檀紙から桂川さんです。皆で日本料理食べに行ってみよう。




 
八寸 数の子と千社登

ちしゃとうとはレタスの仲間で翡翠のような色から縁起のよい野菜とされています。

湯桶と香の物

ご飯を炊いた釜の底の焦げた米を出汁に食べたことから、いまは煎った米が入ってますが、香ばしい香りと適度な塩加減でこれも日本文化ですね。フランスではパンで少々お皿を清めますが、こちらは択庵できっちり清めます。



 
主菓子 花弁餅 干菓子 ザボン漬け

洋菓子はよくチョココーディングされてますが、和食なのでお砂糖にしておきました。

西洋と比較するつもりはありませんでしたが、日本独自の食文化は大切にしたいですね
 

 
 
 
お正月は和を十分に満喫することができました。茶道を通じて食文化にも触れられ、日本でこそ発達した調理法、豊かな自然あっての素材の素晴らしさ、奥深さを知ることができ無形文化遺産として大切に守っていかなければいけないなと感じました。これからも日本の良いところを見つけていきたいと思います。
 

2015年1月6日火曜日

【あ☆れんじクラブ】平成26年12月10日

今月も先月に引き続き『クリスマス』がテーマです。
今月はキャンドルも使ったアレンジです☆

<花材>
 ・トルコキキョウ
 ・デンファレ
 ・ブルースター
 ・リーフ

 まず、オアシスの真ん中に大きなキャンドルを立てます。
 

 手作りのリボンと、薄紫と紫色のトルコキキョウを入れて、正面を作ります。

あとは、キャンドルを中心にドーナツ状に色合いを考えながらお花をどんどん入れていって完成です♪

キャンドルに火を灯すと、おしゃれで大人なクリスマスを演出してくれそうです!!
先週作ったクリスマスリースとも色合いが合ってて、二つ並べると一気に華やかになりました♪♪
 
 

2015年1月5日月曜日

【茶道クラブ】平成26年12月17日


  軸 無事是貴人

 無事という言葉をみると、12月だなあという感じをうけるようになりました。今年も無事に過ごせたと振り返ってしまいます。世の中で誰もが求めていて、誰もそれを見たことがないものが幸せ。不幸せというのはよく見える。不幸せが見えない時こそ幸せなのだ。毎日目が覚めるとまだ生きている、それが幸せというもの。無事という言葉のありがたさを考えてしまいます。この軸を禅語で解釈するなら、遠くへ求むるはかなさよ、私達は皆生まれながらにして仏性をいただいていることなのである。そのことを抜きにして他に仏や悟りを身につけようとすることは愚かなことであると気付かなければならない。平常のありのまま、そのままでいいではないか。外に向かって道を求め、脇道わき見をしては悟りの道を求めているがそれはまちがいである。貴人とは真に尊ぶべき人、無事はただ、造作すること莫れという意味だそうです。

花 りんご 




 
 
柊の茶碗に白棗、水指はクロスに蓋はツリー?お茶室でクリスマス気分が楽しめました。

 お稽古風景。今月は繁忙期の業務をぬってフルメンバー参加です。皆忙しさから癒されたかったのかな?疲れた体にお茶一服、この空間が至福のひととき。主菓子は蜜柑大福。横に切ると綺麗ですね。今年も新旧さまざまなメンバーでにぎやかに終えることができました。お手前もそれぞれなんとか様になってきて、手つきも美しく揃っています。継続は力なり。なかなか時間はとれませんが皆で仲良く頑張っていきたいと思います。
 
 
 












 お寺の新年0時からはじまる修正会の後の会食の準備をさせていただきました。佐藤先生の手作り御節料理です。御節の一つ一つの料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり味を濃くするなど、日持ちする物が多く、これは歳神を迎えて共に食事を行う正月の火を聖なるものとして捉え、神と共食する雑煮をつくるほかは火を使う煮炊きをできるだけ避けるべきという風習に基づくのだそうです。椀はもちろん餡餅雑煮。香川特産の和三盆糖、でも庶民の口には入らずほとんど藩におさめられていたそう。でもお正月くらい自分達が作った贅沢品を食べたい。でもおおっぴらに食べるわけにいかないから餡にして雑煮の餅にくるんで食べたという話だそうです。和三盆の土地ならではの郷土料理です。御膳などは雲水の方々がお運びを手伝ってくださいましたが、その立ち居振る舞いの美しさに見とれてしまいました。物静かなオーラがただよって、こちらもおのずと背筋がのびる思いでした。人を制するのに多くの言葉はいらない。己がぶれなければおのずと他人はついてくる。修行の足りない私達はつい多弁になったり-動に偏った行動をとってしまいがちですが、静と動、この二つのバランスがとても大事なことに気付かされました。




 年末年始と忙しい中、茶道クラブにも手を抜かずに御指導ありがとうございました。また新しい年もよろしくお願いいたします。