2014年9月3日水曜日

【あ☆れんじクラブ】平成26年8月27日

8月のアレンジは『プリザーブドコサージュ』でした。
今回はカーネーションのプリザーブドフラワーでお花のドレスを作っていきます。
せっかくの可愛いプリザーブドフラワーですが、花びらを1枚1枚ばらしていきます。
 
 
 
 
 
ばらした花びらを1枚ずつドレスの形になるように専用の接着剤でくっつけていきます。
ピンセットを使った細かい作業です。少しずつドレスに近づいていってます。




ベルトのリボンも付けて、お花のドレスになりました♪

 
 
最後に額に入れ、それぞれに飾りつけをして完成です!!
お花の色や最後の飾りつけで、雰囲気がガラッと変わります。プリザーブドフラワーなので、お花の色合いそのままにお部屋に飾っておけます☆
 
 
 
 
 


2014年9月2日火曜日

【茶道クラブ】平成26年8月21日

 
 
今月はお盆の趣向でした。軸は夢。
~人間50年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののある
べきか これを菩薩の種と思い定めざらんは、悔しかりき次第ぞ~
敦盛の一節です。この世の50年は、ほんの一瞬の夢幻のようなもの。あの世の片隅暮らし
に比べてなんとはかないものよ。仏教の輪廻を信じるなら、このはかない浮世の生を精一
杯生きよう、あの世できっと見守ってくれていると先祖の霊に感謝する気持ちになりました。
お盆の期間中は故人の霊魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物として精霊馬
と呼ばれるナスやキュウリで作る動物を用意するそうです。割り箸などを足に見立てて差し込み、
きゅうりは足の速い馬に見立てられあの世から早く家に戻ってくるように、なすはあゆみの遅い牛に見立てられ、帰るのが少しでも遅くなるように、また供物を牛に載せてあの世へ持ち帰ってもらうという願いがそれぞれ込められているそうです。身近な夏野菜にそれぞれ思いを込めてなんとなく親しみ深いものです。今年は台風の影響でその野菜も高騰し現世もなかなか厳しい世界になってきていますが・・。人間が自ら浮世の世界を滅ぼすことのないよう祈りたいと思います。
  



朝顔の上用まんじゅう
ピンクの生地と白の二色で着色し、緑の葉っぱを載せてあります。朝顔の茶会は千利休が満開の朝顔を全部摘み取り秀吉はいぶかしんだが、茶席に一輪の朝顔の生けられているのを見て感動したというエピソード。
おもてなしの表現は今も昔も様々で正誤はなく気持ちあるのみ。相手に伝わるといいですね。


 台子でのお手前。火箸を取ったり柄杓が杓立てにあって、普段より扱いが難しい。茶の湯の手前の基本は台子にあるとされ、上下の天板、地板は天(陽)、地(陰)をあらわし、それを支える4本の柱は東西南北、春夏秋冬すなわち四象で宇宙をあらわす。木、土、金の道具、火、水の5行があり、陰陽五行がおさめられている。点前座には宇宙が表されているようです。



 正面に座っていないと思われそうですが、貴人点てというお稽古。お盆でお寺の方が見えた時にという先生の計らいです。貴人の正面には座れず、面もあげられません。背を向けてもいけません。貴人の使うお茶碗や茶杓などは新品を使う!まさに特別な方へのもてなしの心です。へりくだって人をもてなすということ、勉強になりました。



  


 お客様にあわせてもてなしのスタイルをかえるということをお稽古しました。そういう場面はなかなかやってこないかもしれませんが、そのような手前があるということは大変勉強になりました。また、人をもてなしてはじめてその準備にかかる時間、労力、さまざまにこめられた思いを知ることができました。なにげなく毎月一回かよっているお稽古でも、先生の準備はいかほどか・・。知っているということは好むのには及ばない、好むというのは楽しむのには及ばない。どんなことも楽しみを見出して、チャレンジしていけたらと思います。