2014年4月30日水曜日

【茶道クラブ】平成26年4月16日

西日本ファーマシー茶道部の皆様へ

 2月23日の月次釜、4月6日の栗林公園掬月亭でのライオンズ茶会においては お忙しい中、多大なご協力をいただき ありがとうございました。また 砂原社長にも わざわざおいでいただき感謝いたしております。

 5月(皐月)は薫風香る緑の季節、お茶の世界では初風炉の月です。気持ちも新たに ご指導させていただきたいと存じますので どうぞ たくさんの方々のご参加をお待ち申し上げております。

                                  佐藤宗由茶道教室 佐藤宗由
 
 
  


 百鳥花開千古春 百鳥 花開いて千古の春

春になり花が美しく咲き芳香を放ち、百鳥がおのずから慕い寄ってくる。この自然界の営みは千年変わらず続いている。私が生まれる前から在り、きっといなくなっても続くであろう。そう考えればいかに人間の存在がちっぽけなものかあらためて思い知らされます。われわれはほんの宴の終盤に姿をあらわし、そしておそらく掻き乱して消えていくが、きっと自然はそしらぬ顔して「人間?そんな種族もいたのかな」と我々がいなくなった後も続いていくのだろう。そんな私たちにも春は色とりどりに目を楽しませ、妙なる音色に耳を喜ばせて慰めてくれる。自然の恩恵の深さに改めて畏敬の念を抱きました。

   

花 はなみずき さつき梅

 侘助茶入 小堀遠州(1579-1647) 中興名物

 形姿の侘びた風情から付けられた名で茶入れの底に「甫七」と彫られており、宋甫「小堀遠州」が七つ焼かせたものの一つ。袋形の口を寄せたような姿で、七宝耳付き、胴下部に四本ずつの斜線を組み合わせた矢来垣紋が彫られています。口縁から黄釉が一筋なだれ景をなしています。安永(1772-81)のころ松平不昧の有となり、外箱・袋箱・蓋箱はいずれも不昧筆であるそうです。
 

桑小卓 仙叟(1622-1697)好み 桑木地の四本柱三重棚で中棚がずっと下にあり、これに水指がのせられ、上棚には茶器、地板には平建水が飾られます。江戸時代初期に茶入れとともに時代をあわせています。道具はそこまで考えて取り合わせられているのですね。

 今月はお礼のお言葉までいただきありがとうございました。私達が佐藤先生のお手伝いをするのは“お願いですからやらせて下さいって心から思ってやること”なので、これからもたくさん貢献させていただけたら光栄です。

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