【茶道クラブ】
~ 如月 ~
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掛け物 吟松 蓬露 (小堀 政安) 松林に風がふくさま |
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花入れ 古銅龍耳 (古とつくものはとても古いものなので作者などは不明だそうです) 花 藪椿 |
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水差し 京焼 三浦 竹泉 |
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茶碗 国領作 |
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棗 菫(すみれ)に雲雀(ひばり) 溜塗 中棗 井伊宗観好み12ヶ月棗写し 如月 |
藤壷 ゆく春の かたみとやさく 藤の花 そをだに後の 色のゆかりに
雲雀 すみれさく ひばりの床に やどかりて 野をなつかしみ くらす春かな
雲雀と菫の蒔絵に蓋裏には藤の花が描かれています。幕末の大政治家井伊直弼ですが、茶人としても大成していたことが印象的でした。
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一閑人(いっかんじん)の蓋置 |
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栄螺(さざえ)の蓋置 |
棚のお手前だったので蓋置がいろいろあり、それぞれ扱いがありました。炉の火の方に頭を倒して置く“一閑人の火あぶり”“栄螺の尻あぶり”千利休が七種えらんだという七種蓋置の二つ。 | |
お道具の作家や作られた場所を問うことが、拝見の中で多いですが、現代生活は誰がいつどこで作ったのかわからないものに囲まれて、非常に脆い基盤の上になりたっています。恐らく何か困ったことがあっても修復もできないし、どこがいけないのかもわからない。上を見すぎて足元をみてこなかったつけは、いつか払わされるのではないか。道具のもつ意味や背景を感じながら、時には前に進むのをやめて、物事をみつめなおしたりすることの大切さを学びました。 | |
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