2015年6月1日月曜日

【茶道クラブ】今月の茶話~5月~


 軸 若竹や 暁の雨 宵の雨

 若竹の驚くほど早く伸びる様子を読んだ句でタケノコはツル性を除く被子植物のうち成長がもっとも速く、昼夜を問わず伸びるのがとても速いことから、漢字の筍は10日間を意味する旬からきているなどどいわれることもある。雨が降った後はタケノコが生えやすいことから、何かをきっかけとしてある物事が続々と発生することを表現している。ある出来事を皮切りにして、それからどんどん話が進んだり広がったりすることはよくありますね。年を重ねて硬くなるのはタケノコも人間も同じでしょうか?何事も早いうちが流動性も柔軟性もありそうです。ついついおっくうになったり先延ばしにして怠け癖がついていつまでも同じ所にとどまってしまいがちになりますが、私達も生えたばかりの若竹のようにどんどん成長していけたらと願います。



 トンボの透かしがかわいい菓子器
 長板で風炉の薄茶点前を稽古中です




 
 

 代稽古の先生も横に付いて丁寧に手前をみてもらっています。鯉桶水指、紐が掛けてあるのですが、紐の取り扱いがあり難しいお手前。初心者の私達がやるとぎこちないお手前でも、先生などが扱うととても優雅にみえます。この時期しか出てこない道具なので、よほどお稽古にかよわないと習得できそうにありませんが。季節の道具道具でお手前もかわっていく茶道は本当に奥が深くて贅沢ですね。どんどん吸収して習ったことは忘れずに、お稽古についていきたいと思います。

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